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【久我山の予防・クリーニング】むし歯になりやすい人の8つの特徴と予防のポイント

こんにちは。
京王井の頭線「久我山」駅北口から徒歩1分の、【森山歯科医院】です。
むし歯は進行してしまうと歯を削る治療が必要になり、再発をくり返すこともあります。
そのため、むし歯から歯を守るためには、予防がとても重要です。
そこで今回は、「むし歯になりやすい人の特徴」と「むし歯予防のポイント」についてお伝えします。

森山 明英 院長
医院名:医療法人社団 信英会 森山歯科医院
所在地: 〒168-0082
東京都杉並区久我山5丁目8−20 B1-C ポスタンド
むし歯になりやすい人の特徴8選

むし歯の発症には、生活習慣やお口の環境が深く関係しています。
ここからは、むし歯になりやすい人の8つの特徴を見てみましょう。
【特徴1】歯磨きが不十分
むし歯の原因は、お口の中に蓄積した歯垢(プラーク)です。
歯垢は食べかすと細菌の塊であり、中ではむし歯の原因菌が増殖しています。
むし歯を予防するためには、歯に付着してしまった歯垢を歯磨きによって取り除くことが重要です。
しかし、歯磨きが不十分であると、歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目、奥歯のみぞなどに歯垢がたまりやすくなります。
細菌の増殖を抑えてむし歯を予防するためにも、食後には丁寧な歯磨きを心がけましょう。
【特徴2】歯並びがデコボコしている
歯並びがデコボコしていると、歯ブラシの毛先が届きにくい箇所が増えます。
このような場所は清掃が困難であるため、歯垢がたまりやすくなってしまうのです。
【特徴3】むし歯治療した歯がある
一度むし歯になって治療を受けた歯は、削った部分を詰め物や被せ物で補う必要があります。
詰め物や被せ物が経年劣化することで、歯と修復物の間にすき間ができ、そこからむし歯が再発することがあるのです。
このように再発したむし歯は「二次むし歯」と呼ばれ、二次むし歯の治療は歯科治療全体の約6割を占めています。
この数字からも、むし歯は再発しやすい病気であることがわかるでしょう。
(参照:J-STAGE|ニューセラミックスレター「歯周病とセラミックス」p5より)>
【特徴4】唾液の分泌量が少ない
唾液にはお口の中を洗浄し、むし歯菌が産生した酸を中和するという役割があります。
そのため、唾液の分泌量が低下してしまうと、お口の中の自浄作用が弱まり、むし歯のリスクが高まるのです。
唾液の分泌量は、加齢や薬の副作用、ストレス、脱水などが原因で減少することがあります。
【特徴5】歯周病にかかっている
歯周病が進行すると歯ぐきが下がり、歯の根元が露出します。
歯の根元の表面にはエナメル質が存在しないため、むし歯菌の酸に溶けやすい特徴があります。
また、歯周病によって歯ぐきが腫れていると、その部分の歯磨きが不十分になりがちです。
そこからさらに細菌が繁殖しやすくなってしまうため、むし歯と歯周病両方のリスクが上がってしまうのです。
【特徴6】甘いものを好んで食べる
むし歯菌は、お口の中の糖分をエネルギーにして増殖します。
そのため、糖分を多く含むお菓子やジュースを日常的に多くとる習慣があると、むし歯にかかるリスクが高まるのです。
砂糖とむし歯の関係を調査したところ、年間の砂糖消費量が15kg程度まではむし歯の発症は抑えられていますが、年間の砂糖消費量が15~35kgでは急激にむし歯が増加することがわかりました。
むし歯の発症リスクには、砂糖の摂取量に加えて摂取回数も影響しているため、甘いものは食べる量や食べる回数をしっかりと管理することが重要です。
(参考:厚生労働省|健康日本21アクション支援システム ~健康づくりサポートネット~「甘味(砂糖)の適正摂取方法」より)>
【特徴7】時間をかけて食べる習慣がある
食事をしている間は、お口の中が細菌の繁殖に適した酸性に傾きます。
そのため、食事を長時間かけてとる習慣がある方は、むし歯菌にとって快適な環境が長続きすることになるのです。
近年は、スマートフォンを片手に「ながら食べ」をしている方も多く見受けられます。
朝、昼、夜の三食だけでなく、間食をとる場合も「ながら食べ」はせず、時間を決めて食べる習慣を心がけましょう。
【特徴8】歯科検診を受ける習慣がない
初期のむし歯は、痛みなどの自覚症状が出にくいため、気づかないうちに進行してしまうこともめずらしくありません。
「痛みや違和感が出てから歯科医院に行く」という方は、初期のむし歯を見逃しやすくなります。
むし歯の進行を防ぐためには、たとえ症状がなかったとしても定期的に歯科検診を受けることが重要です。
初期のむし歯であれば、歯を削らずにクリーニングやフッ素塗布によって修復できる可能性があります。
むし歯になりやすい5つの場所
むし歯には発生リスクが高い場所があり、特に注意が必要な5つの部位を解説します。
1.歯と歯の間

歯と歯の間は歯ブラシの毛先が届きにくく、むし歯の原因となる歯垢(プラーク)がたまりやすい部分です。
実際に、歯ブラシだけの清掃では、歯と歯の間に4割程度の磨き残しができてしまうことがわかっています。
(参照:新潟市公式ホームページ|正しい歯みがきや歯間清掃の習慣を身につけよう より)>
2.奥歯のみぞ

奥歯のかみ合わせ部分には深いみぞがあります。
このみぞは食べかすや歯垢がたまりやすく、さらに歯ブラシの毛先が届きにくいため、磨き残しのリスクが高いのです。
3.歯の根元

歯周病などによって歯ぐきが下がると、歯の根元が露出してしまいます。
歯の根元の表面は、エナメル質よりも酸に弱い象牙質で覆われているため、むし歯になりやすい特徴があるのです。
歯ぐきは加齢によっても下がる傾向があるため、歯の根元のむし歯はシニア世代に多いトラブルといえるでしょう。
4.親知らずの周辺

親知らずは歯列の一番奥に位置しているため、歯磨きが難しくむし歯や歯周病になりやすい歯です。
親知らずが斜めや横向きに生えている場合は、さらに汚れがたまりやすくなります。
親知らずがむし歯になってしまうと、隣の歯までむし歯が広がってしまうケースもめずらしくありません。
親知らずの生え方やセルフケアの状態によっては、抜歯を検討するのも選択肢の一つです。
5.詰め物・被せ物の周辺

詰め物や被せ物をした歯は、時間が経過すると修復物と歯の境目に段差やすき間ができることがあります。
中でも、銀歯に代表されるような金属製の修復物は、経年劣化しやすい特徴があるため、しばしば二次むし歯の原因になるのです。
二次むし歯を予防するためには、定期的に歯科医院で歯と修復物の状態をチェックする必要があります。
また、経年劣化しやすい銀歯を耐久性に優れるセラミック製の修復物に変更することも、むし歯の再発予防に効果的です。
むし歯予防のポイント
ここまでは、むし歯に対するリスク因子を解説してきました。
次は、むし歯予防のポイントについてお話しします。
自宅でできる予防ケア

セルフケアの3つのポイントをご紹介します。
1.正しい歯磨き習慣
むし歯予防の第一歩は、毎日行う歯磨きです。
毎食後や間食のあとには、しっかり歯を磨く習慣を心がけましょう。
歯ブラシは鉛筆と同じように持ち、力の入れすぎに注意しながら小刻みに動かします。
寝ている間は唾液の分泌量が低下することで細菌が増殖しやすいため、就寝前の歯磨きは忘れずに丁寧に行うことが重要です。
2.デンタルフロスや歯間ブラシの活用
歯ブラシだけの清掃では、歯と歯の間の汚れに対しては不十分です。
歯と歯の間の歯垢を効率的に取り除くために、デンタルフロスや歯間ブラシを活用しましょう。
これらの清掃補助具を歯磨きに取り入れることで、歯と歯の間の歯垢を8割以上除去することが可能です。
(参照:新潟市公式ホームページ|正しい歯みがきや歯間清掃の習慣を身につけよう より)>
3.フッ化物配合歯磨き粉の使用
フッ化物(フッ素)には、歯の再石灰化の促進など、さまざまなむし歯予防効果があります。
市販されている歯磨き粉の中には、フッ化物が含まれる製品があり、日常のケアに活用することでむし歯予防の効果が期待できるのです。
歯科医院で行う予防・クリーニング

歯科医院では、自宅ではできない専門的な予防ケアを受けられます。
ここでは、歯科検診で行うむし歯予防のための処置やケアについて見てみましょう。
1.むし歯のチェック
歯科検診では、お口の状態をすみずみまでチェックし、むし歯や歯周病の有無も確認します。
初期のむし歯は自覚症状が出にくいため、自分では気づきにくいものです。
小さな変化を見逃さないためにも、定期的にプロのチェックを受けましょう。
2.プロによるお口のクリーニング
どんなに丁寧にセルフケアを行ったとしても、細かい汚れや歯垢はお口の中に残ってしまいます。
むし歯を予防するためには、セルフケアで落としきれない汚れを、定期的に歯科医院で取り除く必要があるのです。
歯科医院のクリーニングでは、専用の機器や薬剤を使い、磨き残した歯垢や歯石、着色汚れを徹底的に除去します。
当院では、「エアフロー」という機器を導入しており、特殊な粒子と水流の力で歯の表面を傷つけることなく傷つけることなく磨き上げることが可能です。
3.フッ素塗布による歯質の強化
歯科医院でのみ使用できる高濃度のフッ化物を歯の表面に塗布し、むし歯に負けない強い歯質をつくります。
歯科医院のフッ素塗布は、定期的に行うことでむし歯の予防効果が持続するため、半年に1回程度の頻度でご来院ください。
4.歯磨き指導
歯科医師や歯科衛生士が患者さまお一人お一人の歯磨きの癖や苦手な部位を確認し、効果的なブラッシング方法を提案いたします。
デンタルフロスなどの選び方や使用方法もわかりやすく説明しますので、何でも遠慮なくご質問ください。
「森山歯科医院」の歯科検診でむし歯ゼロをめざしましょう

久我山の【森山歯科医院】は、20年以上の歴史を持つ歯医者です。
歯科医師だけでなく、歯科衛生士や歯科助手などスタッフの総合力を活かし、長年にわたり地域の皆さまのお口の健康をサポートしてきました。
当院では、プライバシーに配慮した半個室の診療室や、予防ケア専用の「PMTC専用治療室」を完備しております。
リラックスした環境でお口のメンテナンスを受けていただけますので、ぜひ当院の歯科検診にお越しください。
当院は、京王井の頭線「久我山」駅北口から徒歩1分とアクセスしやすい歯医者です。
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